ナビゲーションを飛ばす

ホーム > 村政情報 > 村長室へようこそ > 村長コラム:正常性バイアスを打破せよ(平成30年9月)

村長コラム:正常性バイアスを打破せよ(平成30年9月)

 中札内村の開村記念日(9月1日)は「防災の日」でもあります。その日が関東大震災の発生日であることなどから、1960年の閣議決定を経て制定されました。同日を含む1週間を防災週間とし、全国各地で避難訓練をはじめさまざまな啓発活動が行われます。

 防災を語る上で、私たちが知っておくべきことがいくつかあります。まず、日本は世界有数の災害多発国だということ。統計データによると、世界に占める日本の国土面積はわずか0.25%ですが、災害被害額は世界の17%、1/5に上ります。さらに、台風や大雨、地震などの災害発生件数は近年増加傾向にあり、そのことは皆さんも実感として抱いているのではないでしょうか。

 次に、人間の心の働きには「正常性バイアス」というものがあること。予期せぬ事態に遭遇したとき、それを正常の範囲のものと見なし、精神の安定を図る防御作用です。これが災害発生時は負に作用し、一刻も早く避難行動を起こさねばならないのに本能的に事態を過小評価し、「自分は大丈夫だ」「大したことはない」と思い込もうとするそう。過去に避難経験があり、実際の被害を受けなかったような人の場合、正常性バイアスに陥るリスクがさらに高まると言われています。

 西日本豪雨や東日本大震災においては、多数の方が避難の遅れで命を落としています。十勝を襲った2年前の台風でも、避難指示を受けてなお行動を起こさない人は少なくありませんでした。「いくら呼びかけても避難してもらえなくて…」。被災したあるマチの首長が漏らした苦悩は、身につまされます。

 災害発生時に必要なのは自助の意識。最悪の事態を考慮し、行動を起こすこと。「想定外」という言葉が耳珍しくなくなった昨今、自分のちっぽけな常識にとらわれてはなりません。避難して失うものは何一つなく、空振りであれば儲けもの。災害に強い村づくりの成否は、私た
ちの心の持ち方次第なのです。

このページの情報に関するお問い合わせ先

総務課企画財政グループ
住  所 :北海道河西郡中札内村大通南2丁目3番地
電話番号:0155-67-2311(直通)
FAX番号:0155-68-3911

開催日:
〇月〇日

更新情報

先頭へ戻る