村長コラム:心に適度な遊び心を(令和3年2月)

お知らせ

 東京都および首都圏3県を皮切りに各地に発令された2度目の緊急事態宣言は間もなく予定の期限を迎えます。2021年の幕開けは、新型コロナウイルスの再燃により穏やかとは言いがたいものとなりましたが、しっかりと抑え込みたいものです。
 感染の再拡大で今、改めて心配されているのが健康面への副作用です。報道機関や大学研究機関の調査によると、最初の緊急事態宣言が出された昨年4月以降、介護保険の要介護度が全国で悪化したほか、認知機能低下者は4倍に、妊産婦のうつ病発症は2倍にそれぞれ増えたことが分かりました。いずれも過度の自粛の影響とみられています。
 人との接触を避けて在宅すれば、確かにコロナに対するリスクは減らせます。一方、恐れや不安だけでは、活動量を低下させるばかりか、心持ちや視野が狭くなってストレス過多となり、目に見えぬ深刻なダメージを心身にこうむることになります。真面目で勤勉なタイプの人ほど、予防行動が強くなりすぎる傾向にあるようです。
 車のハンドルと同様、心に適度な「遊び」を持ち、意識的に社会活動を維持することが肝要です。目指すべきは、緊急事態宣言の有無にかかわらず、コロナ前と今とで世界が違うことを認識し、大らかに暮らすこと。多少の不便を共有できれば、観光や外食、娯楽なども十分に楽しめ、潤いある日常を長く続けることができます。もちろん「遊び」が過大だと制御不能となって感染爆発を招くため、バランスには留意せねばなりません。
 人間の脳は、継続した思考に染まりやすいと言われています。恐れ、不安、不満といった負のイメージに支配されず、希望や感謝を見出す努力を重ねれば、思考が、そして行動が変わります。美しい村らしい心豊かな暮らしを今年も追い求めてゆきます。

中札内村では衛生対応に配慮し、生活に潤いを与える事業を積極的に実施しています。(写真は昨年12月12日の帯広三条高校合唱部コンサート)

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