令和3年辞令交付式訓示(令和3年4月1日)

お知らせ

令和3年度は、あらゆる組織にとって大きな転換点となります。
コロナ禍で、いかに成果を最大化するか。
真の意識改革が求められる一年となります。
 
意識改革とは、習慣を変えることです。
習慣を変えるとは、言葉を変え、行動を変え、思考を変えることです。
 
ただ、脳は本能的に変化を恐れるようにできています。
なぜなら、生き物が生存する上で、変化はリスクを伴うものでもあるからです。
 
社会が不変のものであれば、脳の本能に身をゆだねても問題はないでしょう。
しかし、私たちは、社会は変わりゆくものであることを理解しています。
世界のグローバル化が、社会の変化をより激しくしています。
 
新型コロナウイルスは、わずか3カ月で世界を一変させました。
一方で、コロナは、行動しないことを促す存在でもありました。
私たちはコロナの副作用と脳の本能に抗い、何ができるか、どうすれば出来るかを辛うじて追求することができました。
 
今年度は、その歩みをしっかり加速させる必要があります。
この一年の取り組みが、組織の今後10年の行方を分けることになります。
 
役場職員としての私たちの存在意義は、住民福祉の増進を図ることです。
パラダイムシフトにおいては、役場の機能強化こそが最重要の福祉施策です。
役場の機能強化とは、私たち一人ひとりが成長することです。
 
今の私たちは、これまでの習慣を積み重ねた存在に過ぎません。
人間の脳は、新たな神経細胞を生み出し、生涯成長することができます。
情報を取り入れ、人と出会い、神経細胞を生み出し、組み直し、地道な挑戦を重ねることを習慣化してください。
 
一年後、「日本で最も美しく・健康で・文化的な村」の役場職員にふさわしく、皆さんが益々いきいきと仕事をしていることを願います。
ともに頑張りましょう。

このページの情報に関するお問い合わせ先

中札内村役場 総務課