村長コラム:「存在する」ために(令和3年11月)

お知らせ

 皆さんは、北海道179市町村の名前をどの程度ご存じでしょうか? もしかすると、ご存じないマチがあるかもしれません。このような名を知らぬマチは、皆さんにとって存在していないことになります。いかに観光資源が魅力的でも、住民サービスが充実していても、認識されねば価値を持たないのです。

 上士幌町のコンクリートアーチ橋や豊頃町のジュエリーアイスは全国区の観光資源ですが、これほどの知名度を得るようになったのは比較的最近のことです。人知れず朽ちてゆく遺物や浜辺の氷塊が、なぜ脚光を浴びるようになったのか。地道な情報発信の継続にインターネットの進展が重なり、運よく存在を見つけてもらえたからに他なりません。

 今はSNS(会員制交流サイト)が普及し、だれもが存在をアピールできる時代。ゆえに世に流れる情報量は膨大です。その中で存在を知らしめるとは、洋上の孤島の遭難者が救助されるのに似ています。生き残りたければ、白旗を振る、狼煙(のろし)を上げるなど、あらゆる手段を駆使せねばなりません。

 未来を担う若年層の情報源がインターネット中心である以上、SNSは自治体が“消滅”を回避する不可欠な道具といえます。しかし、導入する自治体は必ずしも成果を上げられていません。その多くが、孤島でただ一人(役場担当者)が白旗を振っている状態なのです。この孤島、実はほかにも遭難者がたくさんいて、力を合わせて一緒に旗を振ることも狼煙を上げることもできるのに…。

 自治体のSNS成功のカギは協働です。人間くさい支え合いにあります。中札内村も10月にSNSの運用を開始しました(広報11月号7ページ参照)。まずは本村の情報発信に関心を寄せていただけると幸いです。可能な方は、ぜひ「いいね」や「シェア」を。小さな支え合いの積み重ねは、未来を必ず変えます。

大海原の孤島が目立つための最善策は支え合いです

このページの情報に関するお問い合わせ先

総務課 総務グループ
TEL. 0155-67-2311