村長コラム:流行語から振り返る2021(令和3年12月)

お知らせ

 早いもので、今年もこのコラムを執筆する時期となりました。恒例「新語・流行語大賞候補(12月1日結果発表)から振り返るこの一年」をお届けします。

 コロナ関連ノミネートは、全30語の半数超を占めた昨年と異なり、6語にとどまりました。とはいえ社会情勢はより厳しく、〈変異株〉による感染者数の爆増で医療ひっ迫を引き起こし、軽症者等は〈自宅療養〉を余儀なくされました。基礎疾患傾向の人などで急激に症状が悪化する事例が多発し、普段の健康チェックの重要性が再認識されました。

 また、科学の粋を集めてワクチンが開発され、国を挙げて接種が進められました。当初はワクチンの確保などで混乱もありましたが、今や全国民の75%、65歳以上では91%(11月17日現在)が接種を終え、猛威を振るった感染第5波の抑止に成功しました。医療用語〈副反応〉が広く国民に浸透しました。

 コロナ禍は、オンラインサービスの利用拡大も促しました。映像配信会社ネットフリックスが提供する韓国ドラマ〈イカゲーム〉、顔出ししない女性シンガーAdoがネット配信した〈うっせぇわ〉、アイドル育成と競走馬育成の要素を組み合わせたゲーム〈ウマ娘〉が大ヒットし、エンターテインメント界での潮流の変化を感じさせました。

 最もノミネート数が多かったのは、やはり東京五輪。〈カエル愛〉〈ゴン攻め〉〈スギムライジング〉など9語が入りました。選手の素晴らしいパフォーマンスに大変勇気付けられましたが、個人的には〈ショータイム〉〈リアル二刀流〉の流行語を生んだ米メジャーリガー大谷翔平選手がMVPです。全力で野球を楽しむ姿と屈託のない笑顔、さりげなくごみを拾う姿に感動を覚えました。

 2021年は、社会の分断や不寛容が目に付く一年でもありました。これからも中札内村は、大谷選手のように優しさと穏やかさを持った美しい村でありたいものです。

2021新語・流行語大賞候補

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