村長コラム:流行語から振り返る2022(令和4年12月 )
お知らせ
師走です。今年もこの時期となりました。「新語・流行語大賞」(12月1日結果発表)候補から一年を振り返ります。
耳目を引く大イベントが少なかったせいか、ややインパクトを欠く印象の2022年ノミネート。お笑い芸人・なかやまきんに君の決めゼリフ〈ヤー!パワー!〉、確証を持てないときに語尾に添える関西弁〈知らんけど〉などは以前から知られ、流行語とすることに若干の違和感もあります。
これらの言葉を含め、今年はインターネットを通して流行した言葉が少なくありません。NHK朝ドラの内容を語り合うために生まれたハッシュタグ(※オンライン上の目印)〈#ちむどんどん反省会〉はその代表格。ドラマは低視聴率ながら、ツイッターでの批評合戦は活況を呈しました。テレビ等の従来メディアからSNSへとトレンドの発信源が変わりつつあることを感じます。
3年目となる新型コロナウイルス関連の候補入りは〈オミクロン株〉〈顔パンツ〉の2語に激減。コロナとの共生が進む現状をうかがわせる一方、再燃を繰り返す現状から、下着と感じるほど定着したマスク着用に対する心理面の緩和は、なお時間を要しそうです。
コロナ禍を乗り越えようと前を向いた矢先に発生した安倍晋三元首相の銃撃事件は、社会に暗い影を落としました。〈国葬儀〉を巡り世論が二分したほか、様々な自由を奪われ、時に貧困に苦しむ〈宗教2世〉の存在を知らしめました。不幸な若者を生ませず、少子化の改善につながるよう〈こども家庭庁〉が機能することを期待してやみません。
〈BIGBOSS〉〈きつねダンス〉の候補入りは、北海道民として喜ばしい話題。新球場で来季を迎える日本ハムファイターズの開幕投手は中札内応援大使を務めた加藤貴之投手が予定されており、明るい希望を持って新年を迎えたいものです。
