令和6年辞令交付式訓示(令和6年4月1日)
お知らせ
今日から2024年度です。先ほど新入職員と異動・昇進した人たちに辞令をお渡ししました。全体として前年度と同じポジションで仕事をする人が大半ですが、人事は組織力の最大化を目指しながら全職員の状況を勘案した上で行われています。異動しないことにも明確な意味があります。辞令の有無を問わず、一人ひとりが前年度の自分を超える成果を目指してください。
さて、中札内村の今年度のまちづくりのテーマは「地域の希望の向上」です。地方創生から10年。仮に人口が減っても、未来に明るい思いを抱けるまちづくりを進めます。中札内村が新たに定義する地方創生です。
これは、人口がいくら減っても構わないという意味ではありません。中札内村は素晴らしい魅力にあふれています。その魅力に磨きをかけ、住民の皆さんにご理解いただき誇りを持ってもらう、村外にも徹底的に情報発信してファンを増やす。その結果として出生数の増加や新しい住民の獲得につながれば良い。小手先ではない、本質を追求するまちづくりです。
その実現には、まず役場が魅力的でなければなりません。すなわち、皆さんが魅力的な職員であることです。将来に希望を持ち、生き生きと仕事をするために、政策実行力や政策立案力を磨き、大人としての当たり前のレベルを高めることです。日々の継続的な鍛錬が絶対的に不可欠です。
パソコンに保管されている文書データを引っ張り出して、ただ数字を打ち換えるような作業は間もなく機械が全てやってくれます。定型的な業務であっても「改善点はないか?」と自問するクセをつけ、「作業」を「仕事」にしてください。職場の配置が変わろうが変わるまいが、皆さんの成長の種はいたるところに用意されています。
新採用の皆さんは、今日の自らの行動を忘れないでください。朝、私に誓ったことを忘れないでください。今日という一日に人生の大切なエッセンスが詰まっています。初心を忘れず、優しく穏やかな美しい村に相応しい職員として成長することを期待しています。
「地域の希望の向上」を目指して。
令和6年度もよろしくお願いします。