村長コラム：気持ちを新たに！（平成30年7月）

6月29日で、村長就任から1年。不慣れで粗相も多々あったことと思いますが、住民の皆さまの温かいご指導とご協力のおかげで、毎日が充実感にあふれた中で仕事をさせていただきました。紙面にて恐縮ではありますが、心からお礼を申し上げます。

「住民第一＆現場主義」を信念に、長期的な視点で中札内村の未来を見据え、住民の幸せのために行政がなすべきことを模索しました。地域に出向き、自らの耳目で村の現況をとらえるとともに、加速度的に変化する世相に敏感であろうと村外にも人脈を広げ、研さんに努めました。率直な意見をよせてくださった方、素敵な出会いを与えてくださった方、新たな思考の扉を開いてくださった方、そして中札内村に関わってくださったすべての皆様、本当にありがとうございます。

1年を経て、実感することがあります。超少子高齢化を伴う人口減少社会で、ますます大切になるのは「お互いさま」の気持ちであり、公共心を持った自立であることを。健康で安心できる暮らし、産業の活力、美しい環境のどれも空気のようにあたりまえの存在ではありません。「支えてくれる誰か」は確実に減っていきます。私たちは想像力を働かせ、一歩を踏み出さねばなりません。

自ら健康維持に努める、地元商店を利用する、イベントに足を運んでみる、ゴミの分別や捨て方に心を配る…。一人ひとりの流す汗は少なくても、その積み重ねは掛け算のごとく大きな力となります。そして、その気運が村内で徐々に大きくなってきていることを実感しています。このすばらしい輪がさらに広がるように。初心を忘れず、職員と力を合わせ、気持ちを新たに2年目も頑張ります。

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