村長コラム:健康的にも経済的にも損をしていませんか?(令和元年8月)

健康ポイント事業キックオフセミナーの風景

「楽しくお得に健康に!」。口コミで参加者が増え続けている健康ポイント事業(5月24日のキックオフセミナー)

日本は世界一の高齢化社会です。内閣府の報告書「高齢社会白書」によると、わが国の高齢化率は2005年に先進諸国の最高水準となり、今も世界のトップを独走中(平成30年度は28・1パーセント)。超少子化を伴う人口減少も同時進行するため、この課題に日本がどう対峙するか、各国が注目しています。

そして、高齢化対策で特に重要となるのが健康づくりの推進。増大する社会保障費抑制や全世代が活躍できるエイジレス社会の実現には、健康寿命の延伸が不可欠です。そして、健康な高齢期(65歳以上)を迎えるには壮年期(25~44歳)からの継続的取り組みが大切で、中でも住民の7割に上る健康無関心層の意識をいかに変えるかがカギを握っています。日本の未来は健康な国民をどれだけ増やせるかにかかっており、産官学を問わず取り組みが強化されています。

中札内村でも、健康づくりを地方創生の柱と位置付けて早くから対策に乗り出しています。その核となるのが活動量計を使った「健康ポイント事業」。8月で1周年を迎え、大きな飛躍を見せています。歩数や健康事業などへの参加がポイントに換算され、定期的にデータ送信すれば多くの人が1000円分の商品券を、有料会員(登録料1,000円)ならば最大5,000円分の商品券を得られるお得な企画。口コミでその魅力が広がり、現在、参加者は村内成人の2割に当たる600人に達する勢いです。

健康づくりは自分自身にも、世の中にも多大なメリットのある社会貢献。そして、本村の健康ポイント事業は健康だけでなく、経済的利益まで得られます。誤解を恐れずに言えば、参加できるのに参加していない状況は、ある意味で損をしているとも言えます。不安を感じた方は、ぜひ気軽に福祉課(67・2321)へお問い合わせください。 

このページの情報に関するお問い合わせ先

中札内村役場

総務課 企画財政グループ
TEL. 0155-67-2491