村長コラム:「無関心」の放置こそが罪なのだ(令和元年10月)

令和元年度後半戦突入とともに大きな社会改革も幕を開けます。8パーセントから10パーセントへ、5年ぶりの消費税率引き上げです。「もう決まったことだから」と流してしまわず、改めてその意味を確認しておきましょう。

今回の増税は、高齢化等により増大する社会保障費の財源確保が目的。2パーセントの税率アップで5兆円余りの増収が見込まれますが、いずれ賄いきれなくなることは明白です。また、バブル崩壊後の就職氷河期世代(1993~2004年ごろに就職時期を迎えた人たち)には正規社員として働けていない人が多く、20年後には貧困高齢者が激増するとの推計もあります。課題を放置すれば、社会保障の未来に深刻な影響を及ぼすことは確実です。

人口減少問題を取り上げたベストセラー「未来の地図帳」の著者である河合雅司氏は、令和時代のまちづくりに対して次のような価値観の転換を訴えます。

"やれることは自分で。お互いさまの精神を。 "

例えば医療費の削減。湿布など市販されている医薬品はお店での購入をお勧めします。病院で処方されたものは自己負担3割でお得かのように思えますが、残りの7割は税金等で支払われています。自分の“得”を追い求めることの積み重ねは、いつか保険料や窓口負担のアップとして自分たちに跳ね返ってきます。ごみのポイ捨ても同様です。小さな自分勝手の積み重ねは、世界レベルで議論される海洋プラスチックごみ問題につながります。

無関心は罪です。しかし、関心を寄せてもらう努力はそもそも足りているのか?行政の果たす責務の大きさを痛感しています。中札内村はそのことを肝に銘じ、これからも美しく・健康で・文化的な村づくりを通し、村民の皆さんの幸せに寄与するサービスと情報の提供に全力を尽くす決意です。

キャッシュレス決済によるポイント還元ポスター

キャッシュレス決済によるポイント還元は有効活用すべきですが、社会保障の未来にもぜひ関心をお寄せください。

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