村長コラム:コロナ副作用を防げ!(令和2年6月)

マスク未着用時の飛沫の拡大シミュレーション

上図:マスク未着用時の飛沫の拡大シミュレーション(筑波大学 久野研究室提供)

感染者数の順調な減少により緊急事態宣言が北海道でも解除され、新型コロナウイルス抑制の第一関門を突破できていることを信じ、このコラムを執筆しています(5月14日現在)。ただし、宣言解除でウイルスが消えてなくなったわけではありません。油断が新たな波を引き起こすことは、私たち道民が一番身に染みているはず。手洗い等の衛生対応の徹底は、今後も継続願います。

「ステイホーム」を合言葉とする自粛生活がコロナ抑止に効果を発揮した一方で、その副作用として心配されるのがコロナによる「健康2次被害」。運動量の大幅減少は、免疫力低下や生活習慣病等の持病の悪化、筋力の衰えによる転倒、ストレスによる心の病、認知機能の低下を招きます。自覚症状が現れにくいのが、この副作用の怖いところ。6月からは、運動量の向上をしっかり意識していただきたく思います。

そこでお勧めしたいのが中札内村の「健康ポイント事業」(詳細「広報なかさつない」6ページ)。歩数などをポイントに換算し、村内で使用できる商品券と交換できるほか、新たな試みとして交換上限を超えたポイントを学校に寄付できるようにしました。自らが健康になり、獲得した商品券を使って停滞する経済を活性化させ、未来を担う子どもたちの応援までできる美しい村らしい"三方よし"の取り組みです。すでに600人を超す村民が利用していますので、未経験の方はぜひ幸せを広げる輪に加わってみてください。

ただし、運動する際は感染予防策をお忘れなく。周囲の人との適度な距離を保ち、熱中症に気を付けながらマスクも着用ください。自分の飛沫を誰かに飛ばさない思いやりが、当面はコロナと共生するたしなみとなりそうです。ご協力ください。

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