村長コラム:転ばぬ先の杖を(令和2年7月)

池袋暴走死傷事故の記事
遺族の悲しみが胸に迫る松永さんのブログ。添付のQRコードか「池袋暴走 ブログ」で検索してご一読ください。
「自分が当事者になったら…」とぜひ想像してみてください。

6月、道路交通法が改正されました。時勢を反映し、あおり運転の厳罰化のほか、「高齢者の事故防止対策」が強化されました。

 高齢者関連の改正ポイントは、75歳以上の運転免許更新への実車試験(コースで実際に運転する検査)の導入です(※2022年までに導入予定)。一定の違反歴のある人に課せられ、その試験に合格しなければ更新が認められません。このほか、サポカー(衝突被害軽減ブレーキや加速抑制装置の装着車)の限定免許も創設されます。

 改正の契機となったのが、東京・池袋で高齢者運転の車が暴走し、10人が死傷した昨年4月の交通事故。妻と愛娘を亡くした松永拓也さんの再発防止への切実な思いは、大きな共感を得ました。松永さんは「運転に不安のある人は運転しない選択を」と強く訴える一方、「地方では自家用車は生命線」として高齢者の交通支援の充実も求めています。

 公共交通の限られた中札内村でも車のない生活は苦労が多い現状です。一方で、村民には悲しい事故の加害者にも被害者にもなってほしくありません。本村では、少しでも安全に車を使ってほしいと、65歳以上の自動車所有者のサポカーへの切り替え(既存の車への安全装置の装着含む)を支援しています。もちろん、サポカーは安全を保障してくれるものではありません。大切なのは、車を手放しても安心して暮らせる環境の構築です。

 そこで新たに実施するのが、70歳以上を対象とする十勝バス広尾線運賃の全額助成(4ページ参照)。出来る限りシンプルで、分かりやすい制度となるよう工夫しました。既存のコミュニティバス「くるくる号」やNPO法人による移送サービスを組み合わせながら、有効に活用していただけると幸いです。

このページの情報に関するお問い合わせ先

中札内村役場

総務課 企画財政グループ
TEL. 0155-67-2491