村長コラム:新語・流行語から振り返る2023(令和5年12月)
気が付けば年内最後のコラム。今年も「新語・流行語大賞」(12月1日結果発表予定)候補を眺めつつ一年を振り返ります。
新型コロナウイルスの感染法上の分類が、厳しい管理を要する「2類」から〈5類〉に変更され、私たちは徐々に以前の生活を取り戻しました。自粛していたイベント等が〈4年ぶり〉に再開され、本村でも第50回の節目を迎えた「やまべ放流祭」が大盛況。運動競技での〈声出し応援〉も可能となりました。
話題の多かったスポーツでは野球関連3語がエントリー。ワールドベースボールクラシック(WBC)決勝前のミーティングで、大谷翔平選手は〈憧れるのをやめましょう〉とチームメイトを鼓舞し、劇的勝利を収めました。また、阪神タイガース・岡田彰布監督は目標を〈アレ(A.R.E.)〉とぼかして重圧を和らげ、選手の潜在力を引き出して日本一に輝きました。彼らの素晴らしいリーダーシップから学びが多々ありました。
一方で暗い話題も目立ちました。見知らぬ者同士がインターネットを通じて徒党を組み、凶悪犯罪に手を染める〈闇バイト〉が世間を震撼。海外メディアの報道に端を発し、ジャニーズ事務所が長年ウワサされてきた創業者による自社タレントへの〈性加害〉を認め、会社は″解体″されることとなりました。日本人の倫理観の低下に不安を覚え、無関心でいることの罪の深さを痛感しました。
〈新しい学校のリーダーズ/首振りダンス〉〈ひき肉です/ちょんまげ小僧〉は、若者に人気の動画が発信源。皆さん、ご存じでしたか? 初耳だった私は、トレンドに乗れない中年ぶりがますます板に付いてきたようです。ただ〈生成AI〉〈2024年問題/ライドシェア〉など社会を大きく変えうる情報には、常に感度を高めていたいもの。新年も全力で学び続けていく所存です。
▼2023新語・流行語大賞候補
