令和3年仕事始め式訓示(令和3年1月6日)

2021年 未来新聞

皆さん、新年あけましておめでとうございます。  
新型コロナウイルスの感染拡大により、時代は、ある部分においては10年ほど先に進んだとも言われています。
さらに、カーボンニュートラル(脱炭素社会)が急速に世界的潮流となり、ICTで立ち遅れ、自動車関連産業で経済の屋台骨を支えているわが国は、科学技術立国として大きな岐路に立たされています。
※トヨタが社運を賭ける水素で動く燃料電池車「MIRAI(ミライ)」が不振に終わると、
日本経済は大変なことになるかもしれません。
 
「自分には関係のない話」と思われる人がいるかもしれませんが、税金で運営される自治体にとって、経済動向は最重要の情報です。
そして、業態の転換やそれに伴う日常生活の変化は、まちづくりに大きく関わるものです。
 
社会変化という「進化の波」の向かう先を見通すことは難しいですが、立ち始めた波は、しっかり目を凝らせば必ず見えるものです。
具体的には、ネットで垂れ流される情報を漫然と受けとるのではなく、自らの意志で、能動的に情報を取りにいくということです。
住民の暮らしの現場も、学びにあふれています。
 
情報を得て、課題を見つけたら、行動を起こしてください。
そして、住民にとっての最大利益を何よりも追求してください。
施策は使いやすく、費用対効果は高く、内容を知ってもらう広報を徹底してください。
 
最後に、仕事を進めるスピードの重視を。
時間を費やすことで、得られるものは多くはありません。
一気呵成に全精力を注ぎ込むことが仕事の成否を決します。
全力を尽くしても上手くいかなかったならば、それも成果なのです。
 
丑年は、「牛歩」のように着実な前進をイメージさせますが、決してゆっくり、のんびりと歩むことではありません。
力強い一歩を着実に、休みなく積み重ねることにほかなりません。
 
2021年も働けることに感謝し、全力を尽くしましょう。

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