村長コラム:偉大な指導者のまなざしとともに(令和3年6月)

 中札内村役場は大型連休明け(5月6日)に新庁舎での執務を開始しました。来庁された方からは「明るく活気を感じる」「やわらかい雰囲気」などと評価をいただいているところですが、職員一同、建物にふさわしい行政運営に一層努力を重ねる所存です。外構(駐車場や敷地内の植栽等)工事はもうしばらく続きますので、ご不便をお掛けしますがご容赦願います。

 今回の役場新庁舎新築に伴い、役場職員以外にも引っ越して来られた方々がいらっしゃいます。これまで農村環境改善センターで“ご勤務”されてきた3名の中札内村名誉村民(胸像)です。

 中札内村では、地域発展に多大に寄与した村民を永くたたえようと、1977年に名誉村民条例を制定。6期24年にわたり村長を務めた太田一良氏と31年にわたり農協組合長を務めた梶浦福督氏のお二人が84年に、農業委員会会長を27年にわたって務めた山本幸一氏が88年に、それぞれ議会議決を経て名誉村民に選ばれています。

 三者とも農業者であり、生産性と独自性、持続性にあふれる本村基幹産業の礎を築かれたほか、村議会議員などの公職を通して教育の充実などまちづくりの推進に尽力しました。また、全道や全国組織の役員としても活躍され、村外にも広くその名を知られる指導者でした。

 胸像は、執務室を見渡せるメーン通路中央、待合ロビーの一角に置かれています。役場にお越しの際には、ぜひ胸像もご覧になってください。進取の気性に富む活力あふれる「美しい村」へと導いたお三方のご功績に、思いを巡らせていただければ幸いです。

名誉村民が見守る中で行われた役場新庁舎落成式のテープカット(十勝毎日新聞社提供)

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