令和5年仕事始め式訓示(令和5年1月4日)
未来新聞
「未来新聞」は、今年の仕事を通して獲得したい成果の一部を表現したものです。
目標をアウトプット(文字や話し言葉による言語化)することは、夢を現実化する上で非常に有効なメソッドとされています。

仕事始め式訓示
皆さん、新年あけましておめでとうございます。
激動の社会情勢、それに伴う漠然とした不安感を落ち着かせてくれるような、清々しく穏やかな中札内村の年末年始でした。
しっかり英気を養えたものと思います。
仕事納めには、五輪金メダリストの小平奈緒さんの言葉を引用しました。
メモを取る上で大切なことは、内容を書き留めることではなく、その内容を自分がどう考えたかである、との趣旨でした。
学校の先生の板書をしっかりノートに書き写したのに、満足する成績を上げられなかった。
多くの人が、このような経験をしたことがあるのではないでしょうか。
同様に、やみくもに腹筋を繰り返していても、理想とする筋肉は付けられません。
ただ食事を減らすだけのダイエットでは、リバウンドを繰り返すばかりです。
情報通信技術が発達し続ける今、ほとんどの「作業」は機械が取って代わることになります。
さらに、世の中はこれから一層不透明さを増していきます。
ただの「作業」に思考を加え、創造的な「仕事」に変えるスキルが不可欠となります。
例えば、
同僚にあいさつをするとき、いかに心を伝えるか。
仲間の決裁書類の不備を見つけるために、自分は何をできるか。
簡単な思考を地道に重ねることが、成果を上げる秘訣です。
まずは、凡事徹底。当たり前のレベルを上げる習慣化を。
次いで、「作業」にプラスαの工夫をする習慣化を。
どちらも内容は簡単ですが、容易であるとは言いません。
自分を成長させることは、必ず負荷を伴うからです。
しかし、すべての人が実践する能力は備えています。
つまり、すべての人が成長の可能性を持っているということです。
良い習慣を一つでも身に付ける年としてください。
卯年に相応しい飛躍の一年となることを願い、仕事始めの訓示とします。