民生委員・児童委員について
これからの民生委員・児童委員活動に関するスローガン
民生委員制度は平成29年に創設から100周年を迎えました!
民生委員制度は歴史と伝統のある世界で唯一の制度で、大正6年に岡山県で創設された『済世顧問制度』に始まり、以来100年以上にわたり、住民の一員として、住民視点にたって安心して住み続けることができる地域づくりに取り組んできました。
この間、住民への相談支援とともに、昭和40年代以降、我が国初の『在宅ねたきり高齢者実態調査』をはじめ、『父子家庭の実態調査』『在宅認知症高齢者の介護者実態調査』などを実施してきました。時代に先駆け、種々の福祉課題を明らかにするとともに、そうした社会的な課題改善のための全国運動に取り組み、その後の福祉施策の充実に貢献してきました。
民生委員・児童委員はあなたの一番の身近な相談員です!
民間福祉の担い手として最も歴史のある『民生委員』制度は、幾多の変遷を経て戦前戦後の混乱期から現在に至るまで、人間愛、社会愛の灯を絶やすことなく地域の人々から、生活のことや家族のこと、さまざまな悩みごとの相談に乗ってくれる人『民生委員さん』として親しまれてきました。
民生委員・児童委員は、担当する地域に暮らす身近な相談相手として、地域住民からの生活上の心配ごとや困りごと、医療や介護、子育ての不安などの相談などに応じています。そして、その課題が解決できるよう、必要な支援への『つなぎ役』になります。
また、地域の見守り役として、定期的な訪問などを通じて、高齢者や障がい者世帯、子どもたちの見守りを行っています。
子どもや子育てに関する支援を専門に担当する『主任児童委員』も活動しています。
民生委員・児童委員『広げよう 地域に根ざした 思いやり』行動宣言
制度創設90周年を迎えた平成19年には、民生委員・児童委員『広げよう 地域に根ざした 思いやり』行動宣言が提言され、この行動宣言のもと取り組みを進めています。
- 安心して住み続けることができる地域社会づくりに貢献します。
- 地域社会での孤立・孤独をなくす運動を提案し行動します。
- 児童虐待や犯罪被害などから子どもを守る取り組みを進めます。
- 多くの福祉課題を抱える生活困窮家庭に粘り強く接し、地域社会とのつなぎ役を務めます。
- 日頃の活動を生かし、災害時に要援護者の安否確認を行います。
このような時には民生委員児童委員へ
- 在宅生活に関すること
- 毎日の介護に困っていること
- 福祉サービスの利用に関すること (ホームヘルプ、給食、移送、除雪サービスなど)
- 施設利用に関すること (デイサービス、ショートステイなど)
- 介護保険制度に関すること
- その他
- 家族関係のこと
- 結婚、離婚に関すること
- 親子関係に関すること
- 扶養に関すること
- 相続に関すること
- その他
- 暮らしのこと
- 住まいに関すること
- 近所付き合いに関すること
- 生活費に関すること (職業や年金など)
- 生活福祉資金など各種貸付制度の利用に関すること
- 生活保護に関すること
- 遊び場、通学路などの危険箇所に関すること
- 公害や環境衛生に関すること
- その他
- 育児・教育のこと
- 育児やしつけに関すること
- いじめや不登校に気付いたとき
- 学校生活の悩みに関すること
- 非行に関すること
- 児童虐待に関すること
- その他
- その他の困りごと
- 心身の疾病や障害に関する相談等
民生委員・児童委員 Q&A
Q 民生委員・児童委員ってどういう人なの?
A 民生委員・児童委員を簡単に言うと、『福祉のことを知っている近所の人』です。
そのために行政や社協、学校などさまざまな機関と連携しています。
A 民生委員法に民生委員になることができる人が定められています。
A 民生委員法に守秘義務が定められています。同意いただいていないことを他の人に漏らすことはありません。